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2006年4月 1日 (土)

茨木市東奈良(2)

仕事では考古遺物や古美術品などを撮影することがある。
それらは、長年地中に埋まっていたものや、倉の中に大事にしまい込まれていたものが多いが、一様に感じることは、そのエイジングの進み方と実際の経年におどろくほど差があるようにみえることだ。
地中から姿を現した遺物は、千年を経ながらも、つい先ほどまで使われていたような輝きを保っていることがある。それに比べ、75年しか経ていないRC住宅の表面のほうが古くみえるのはなぜだろうか。

夜の遺跡というのは、基本的に立ち入りできないから、それを撮影することは難しい。それに普通は保護シートに覆われているはずである。
石灰で縁取られた遺構は白く輝き、アースワークめいた印象をうける。というよりこれは調査担当者のセンスが問われる土の作品そのものなのである。
遺跡の上に建てられた安普請のマンション。その存続期間は、遺跡と比べたら一瞬のきらめきのような儚いものだろう。儚きもの、せめて写真にとどめよう。
060331

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