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2005年10月31日 (月)

梅田HEPFIVE

これもHOLGA。
毎年一回おこなわれるHOLGA愛好者界最大(?)のイベント、HOLGA EXPO'05に出展した作品だ。去年あたりから出展作のレベルもあがり、もはやお遊び感覚では撮っていられなくなってしまった。
今年は、かねてから懸案の、HOLGAでの「観覧車シリーズ」にチャレンジした。技術的なことは書かないが、まったく思うように撮れないので、通常の何倍も苦労した。

モデルのはるかちゃんは、写真を学ぶ大学生だ。独特の浮遊感と、どきりとさせられるセンスの写真を撮る。モデルとしても、とてもいい。
expo05

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2005年10月27日 (木)

高槻市上牧

どんなカメラで撮ってるの?
よく聞く言葉だけど、いまどき、どんなカメラで撮っても一緒かもしれない。しかし、このカメラじゃないと撮れない写真というのは、ある。

HOLGAは、数千円で買えるオールプラスチックの中判カメラだ。レンズまでプラスチックのこのカメラは、「HOLGA調」ともいえる過激で独特な描写をする。愛好家の多くは、その過激な写りにぞっこんだ。しかし、わたしは、徹底的にきちんと写るように改造した。バルブシャッターまで追加した改造HOLGAは、その後さらに進化している。
最初の改造機での夜景。やはりこのカメラでないと撮れない絵だ。
holga1

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2005年10月25日 (火)

東大阪市XXX

夜の光は、何でもない風景を異空間のように魅せてしまうが、その光や色にばかりとらわれていると、すぐに飽きてしまう。それでも長年撮り歩いていると、本当に「異空間」に出会ったと思うときがある。

地下鉄の駅を上がり、国道沿いを北へ歩く。日が暮れてから終電終バスまで、早足の撮影だ。ホテル街を抜けると、スプロール開発された田園風景が広がっていた。
この場所を撮影してのち、わたしは「異空間」に出会った。
0130_1

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東大阪市XXX2

わたしにとって、印象深い場所のひとつだ。
田園と古い集落、新興住宅街が交錯した場所。もはや郊外とは呼べない場所で、その異空間を発見した。様々な要素が、その舞台装置を組上げている。そこでは、車止めのU字パイプまでが演技者のごとく振る舞う。

わたしはカメラを低く据え、興奮気味に、そしてなにかに感謝しながらシャッターを開いた。その空気を切り裂くように、通勤帰りの自転車が横切った。
nagata_a

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2005年10月24日 (月)

摂津市XXX2

モノレールの駅からしばらく歩くと、さみしい電話ボックスに出会った。
それは潰れたパチンコ屋の敷地内にあるのだが、手前の水路には、その電話ボックスに渡るためだけの板が渡してある。露出を測るためにそっと渡ってみる。にわかに風が吹き始め、のぼり看板がはためく。

わたしの場合、銀塩での撮影だとシャドー基準で一枚、そしてひとつ絞って一枚、それだけ。露光時間は十数分に及ぶこともあるからだ。
その日も、終電ぎりぎりだった。
0127_5

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2005年10月22日 (土)

茨木市西田中町

あたらしい家が建つようすには興味がそそられる。
空き地でなにかゴソゴソはじまったなと思ったら、あっという間に家が建ってしまう。建築は、未完成の状態こそ美しいと感じることがある。木やセメントの香り、素材のむき出しの美しさ。

帰宅途中、わたしはその美しさにバイクを停めた。
急いでカメラを取りに戻る。大工さんに声をかけると、もう一時間くらいは仕事をつづけるらしい。外観と内部を撮らせてもらう。日本家屋というのは、なるほど木と紙でできていたのだ。
後日、そこを通ると、モルタル仕上げの、ごくふつうの建て売り住宅が完成していた。
nisitanaka

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2005年10月21日 (金)

梅田の観覧車3

観覧車で一周だけ撮影後、茶屋町の例の場所に移動する。
スニーカー屋さんも閉まっていて静かだ。とはいえ、実は通行人の多い場所で、車も通る。知らない間に塀の落書きが消されている。

逆ティルトをかけると、トップの水銀灯からゴーストが降りてくる。それをスポットライトにみたててしばなぎに立ってもらう。
やはりここは「舞台」だ。
sibanagi2

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梅田の観覧車2

観覧車内。
大阪駅前のビルの上にあるので、そこからの眺めは、ブレードランナーにでてくるスピナーに搭乗してるみたいな気分だ。

モデルはしばなぎさという役者さん。さすが、25秒間動くなといえばそうしてくれるが、観覧車自体が揺れるのだ。しかも、狭い場所なのでアシスタントははいれないし、ライティングをつくることもできないので、コンパクトストロボとアベイラブル・ライトの一発勝負。一周でブローニー1本がやっとだ。
その一本12枚のなかで、使えるのはこの一枚だけだった。
sibanagi1

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2005年10月20日 (木)

梅田の観覧車

人にもモノにも相性というものがある。
以前はライカで撮影していた。レンズはあれこれ使ったが、広角レンズが好きだった。ハッセルを使うようになって長焦点レンズの必要性を感じ、人の勧める120mmを買った。Macroを冠されたプラナーだ。試し撮りすると、確かに高性能のレンズだった。すごいシャープだし、白バックでもハレすら出ない。しかし、撮るものがない。

その日は、501Cに120mmだけつけて家を出た。夜の梅田では、やはりHEPの観覧車がきにかかり、ファインダーを覗く。そしてそのまま何も考えずに手持ちで一秒のシャッターを切った。
翌日、120mmを下取りにして何を買ったかすら覚えていない。残されたのは、まるで炎上したかのような、ぶれた観覧車の写真だった。
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梅田茶屋町

茶屋町は、阪急梅田駅に隣接した地区で、かつては古い町屋が軒を連ねていた。
最近NU chayamachiという大型商業施設がオープンした。建設以前は長らく空き地だった場所で、せまい道路と単調な仮囲いによって迷路のような状況を呈していた。

STEPというスニーカー屋さんの店先から南を望むと、HEPファイブの赤い観覧車が見えた。雨上がりの地面と塀の落書きが水銀灯に照らされて、舞台セットをみるようだ。なんどもなんども通ったが、いまはもう撮ることはできない、お気に入りの場所だった。
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2005年10月19日 (水)

摂津市XXX

国道沿いには、いろんな店舗や住宅がならんでいて、それを車中から観察するのが好きだ。
気になる「物件」があれば、後日撮影に訪れる。「物件」は、単独で存在することもあるが、ひとつ発見すると、おなじ地域内にいくつも存在したり、ときには地域全体が「物件」の場合もある。

昼間はなぜか中身がみえないその自動販売機は、夜になると怪しく光る。その微妙な設置角度、電柱、となりの工事現場。これはどきどきする絵だ。丁重に構図をきめ、手前のアスファルトの反射光を測る。撮影中、何人かのお客さんが訪れたが、撮影を怪訝そうに見つめては去っていく。そりゃそうだわ。
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2005年10月18日 (火)

尼崎市園田

以前は、なんのアテもなく撮り歩いた。いまでもそうだけれど、撮りたいイメージどおりの場所をさがすため、いろいろとリサーチはするようになった。そのイメージは、結局どこかで刷り込まれたものなのかもしれないが、その場所を見つけたときは感動する。

駅前からなにもない住宅街をぬけ、堤防を上がる。ほんとに写真になるものはなにもない。と、眩い水銀灯に帰宅を急ぐ人々と放置自転車が浮かび上がった。カメラを三脚に水平にセット。逆ティルトでちょっと演出した。あとでPhotoshopでぼかしたのではないことを強調しておこう。
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大正区船町

夜の撮影にこだわっているつもりはないけれど、映画「ブレード・ランナー」の近未来都市描写には影響を受けた。
アジアと日本とアメリカをごった煮したような21世紀初頭のロスが舞台のこの映画は、酸性雨が降りしきり、スモッグに覆われて昼でも夜のように暗い。わずかに青空がみえるのは、最後に死んだレプリカントの手から離れた鳩が飛び立つ象徴的なシーンだ。

日本の湾岸沿いの工業施設はブレラン気分が堪能できる。
大阪市大正区にある中山製鋼所は、監督リドリー・スコットが、「ブレード・ランナー」を現代日本を舞台に仕立て直した映画「ブラック・レイン」のロケ地に選んだ場所だ。時々排ガスを燃焼させる煙突は迫力満点で、工場好きにはたまらない光景だ。こんなものを真近で見ることができる場所はここしかないだろう。

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